事業規模37兆円に上る2009年度予算案と関連法案が27日の衆院本会議に緊急上程され、与党の賛成多数で可決、直ちに参院に送付された。
憲法の規定により予算案は参院送付後30日で自然成立することから、予算案の年度内成立が確実になりました。
これで「100年に一度」の経済危機に切れ目なく対応するために政府・与党が打ち出した総額75兆円規模の景気対策を実行する環境が整った事になります。
主なポイントは
生活者支援として
1、出産育児一時金の増額 (38万が42万円に)
2、住宅ローン減税の大幅拡充 (最大500万円)
3、環境対応車の負担軽減
雇用対策として
1、雇用保険料引き下げ (標準世帯で平均2万円)
2、雇用創出へ地方交付税増額 (1兆円)
中小企業支援
1、法人税の軽減税率引き下げ (22%が18%へ)
2、欠損金繰り戻し還付の復活
地域活性化として
1、地域活力基盤創造交付金 (9400億円)
2、経済情勢変化に備え緊急対応予備費新設 (1兆円)
3、学校耐震化促進 (約1500棟)
これから参院でも審議されますが、過日の2次補正予算のような対応をしないよう、速やかに審議され、可決する事を望みます。