H22年度第1回定例会


今日から台東区議会は第1回定例会が始まりました。

(会期3月23日まで)

予算委員会もあり(今回予算委員です!)

盛りだくさんの定例会になりそうです。

さて

恒例の(笑)

区長所信表明を掲載いたします(要旨)

1.はじめに

国は地方自治法の抜本改革に着手するとともに、区民生活への影響が大きな制度についても、廃止や新制度への移行を検討している。一方、景気の先行きについては、雇用情勢の一層の悪化やデフレの影響など、景気を下押しするリスクが存在する、との認識を示している。引き続き、区民が安心して生活を送ることができるよう基礎的自治体の長として、強い決意を持って、区政運営に取り組んでいく。

2.平成22年度予算案について

急激に変化する社会情勢や厳しい財政状況について、全庁的な意識の共有化を図り、長期総合計画後期計画の着実な実行と区民が安心して生活を送ることができるための施策へ重点的な配分を行った。また、行政経営推進プランの改定に着手し、既存事業の内容や手法を再点検するとともに、施策の優先順位の一層の明確化を図り、より効果的な行政運営を推進していく。

3.文化・観光および産業施策について

新観光ビジョンは、5年間のアクションプランとして、本区の魅力の向上とにぎわいの創出に寄与する様々な事業を盛り込んでいる。また「台東区新観光ビジョン戦略会議を設置し進行管理を行うことにより、観光立区の実現を目指す。

8月中旬より6週間にわたり「したまち演劇祭」を開催し、新たな文化の創造・発信につなげていく。

東京藝術大学とともに、東京スカイツリーと浅草を結ぶ地域に、芸術作品を設置するなど、観光の視点を取り入れた「台東・墨田観光アートプロジェクト」を実施する。

産業振興については(仮称)台東区産業振興プランの策定に向けて、来年度に区内の産業全般にわたる調査と課題の整理を行っていく。

4.防災まちづくりについて

谷中コミュニティーセンターについては、(仮称)谷中防災・コミュニティー施設として建て替えるため、来年度は地域の方々と協議を行いながら、基本計画を作成する。

5.福祉・健康施策について

本年6月に開設する(仮称)清川二丁目福祉施設が、地域における総合的な福祉の拠点施設として、民間による質の高いサービスを提供するとともに、大いに期待している。

また、旧老人保健施設千束の建物に、小規模特別養護老人ホームを整備するとともに、フロム千束の定員を増員する整備も行う。

6.次世代育成について

若い世代が安心して子育てに取り組むことができるよう、様々な支援を行うことが、「子育てするなら台東区」実現への道筋である。本年4月より、ことぶきこども園や認証保育所の定員を拡大するとともに、小島保育室を暫定的に設置する。

児童が小学校に入学するまでの間に、習得すべき具体的な目標や指導内容を盛り込んだ「幼児教育共通カリキュラム」を策定する。

7.環境施策について

持続可能な社会を形成するためには、家庭や企業が効率的なエネルギー利用を推進していく必要がある。そこで、中小企業などを対象とした「事業所ビル省エネ化推進」事業を実施するとともに、家庭におけるCO2排出量を一層削減するため、住宅用省エネルギー機器の設置費用を助成する。

8.本庁舎老朽化対策について

本庁舎は、年間を通じて保守点検を実施し、施設の適切な維持管理に努めているが、昭和48年の竣工から36年が経過し、電気や空調、給排水設備など、経年劣化による故障や不具合が顕在化している。そのため、区民サービスへの影響や財政状況を十分に踏まえ、改修工事に向けた設計作業を進めていく。