第2回定例会


「台東区議会第2回定例会」が6月2日から25日まで行われます。

議会も三役はじめ、各委員会等所属も決まり、本格的な審議がはじまることとなります。

服部区長の所信表明が2日ありましたので、要旨ですが

ご紹介したいと思います。

 

1.はじめに

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会は、本区が大きく飛躍するチャンスであり、国内外からの来街者を受けいれるための、都市基盤の充実や一層の国際化の推進を図る必要がある。

また、オリンピック後の本区のあるべき姿をしっかりと見据え、様々な施策に着実に取り組むことで、その成果である有形・無形のレガシーを、区の将来を担う子供たちに残していかなければならない。

私は、2020年東京大会を契機に、本区のさらなる飛躍を目指し、区民の誰もが誇りを持ち、安心して暮らし続けることができる、「躍進台東 新しい台東区」の実現を目指し、次の5つの考え方を柱に施策を展開していく。

 

2.区政運営における5つの考え方

(1)元気な地域産業と商店街の創造

多くの事業者が経営上の課題として、「売上高の停滞・減少」を挙げており、区内景気の回復に向けて、中小企業の経営革新を促進するための施策に取り組む。また、本区のもつ産業集積の魅力を向上させるための施策を展開する。さらに、意欲ある商店街による地域活性化に向けた取り組みを支援する。

(2)快適で安全・安心なまちの創造

災害に強く、安全・安心なまちづくりに取り組むとともに、地域防犯力の向上を図り、都市生活の安全性を高めていく。また、高齢者や障害者をはじめ、全ての人々に優しいまちづくりを進め、区民及び来街者の利便性を高めるための都市基盤の整備を進める。さらに、花や緑、水辺に囲まれた環境を整備・保全し、潤いのある快適な都市空間を創出するための施策を展開する。

(3)人情あふれる福祉と健やかな暮らしの創造

心と体の健康を保持・増進し、必要な医療を誰もが安心して受けることができる地域医療体制の充実を図る。特に、地域包括ケアシステムの構築を目指し、高齢者のための医療・介護・住まいなどの各サービスを一体的に提供していく。また、障害者の多様なニーズに対応するための相談支援体制や、在宅サービスなどを充実させ、安心して地域生活を送ることができる環境整備を進める。

(4)家庭の絆を大切に、子供の豊かな未来の創造

区民が安心して子供を生み育てることができるよう、保育サービスをはじめとする子育て支援を拡充する。教育については、家庭の絆を大切にする心を育む、教育改革に取り組む。また、生きる力の基礎を培う就学前教育を、教育・保育施設においてより一層推進し、知・徳・体の調和がとれ、本区の歴史・文化に誇りをもち、地域社会を愛し、発展に貢献できる児童・生徒を育成する。

(5)歴史と文化が薫る、魅力ある国際文化観光都市の創造

歴史的な遺産をはじめとした多種多様な文化資源を保存・継承し、活用するための施策を展開する。2020年東京大会に向け、まずは、多様な来街者を受け入れていくための環境整備を進める。また、新たな観光資源の発掘に努め、本区の多彩な魅力を広く国内外に発信し、さらなる誘客を促進するとともに、来街者の回遊性を向上させて、まちのにぎわいを創出する。

 

(補正予算については後日、掲載します)