第2回区議会定例会・区長所信表明


昨日から開催されました、定例会での吉住区長の所信表明を掲載します

区長所信表明(要旨)

 

1.はじめに

来る7月7日から開催される北海道洞爺湖サミットでは、地球環境問題が大きなテーマのひとつとして取り上げられる。良好な環境を未来に引き継いでいくためには、一人ひとりが主体的に環境配慮行動に取り組む事が何よりも重要である。区政の一層の進展を図るためには「地域の力」が不可欠であり、今後も「区民との協働」を区政運営の基本理念に掲げ、全力で区政に邁進していく。

 

2.まちづくりについて

谷中地域は歴史を感じる街並みや寺院などの多さが魅力となっているが、木造住宅や狭い路地、坂道などの防災面の弱さを持った地域でもある。さらなる防災性の向上を目指し、谷中コミュニティ-センター等のあり方を含め総合的な観点から地域と共に検討していく。

 

3.健康づくりと次世代の育成について

昨年12月の「たいとう健康都市宣言」、本年3月の「健康たいとう21推進計画」の後期計画など、健康づくりにおける共助の考え方や具体的な取り組みを示してきたところである。区立の小学校4年生と中学校1年生の希望者に生活習慣病の早期発見と予防を目的とした健康診断を実施し、各家庭における生活習慣の改善や、講演会を通じた意識の喚起に取り組んでいく。

 

4.友好都市提携について

昭和16年の浅草寺への大わらじ奉納を機縁に始まった山形県村山市との交流は、現在、浅草寺境内における観光物産展の開催や相互訪問による少年野球大会の実施、「隅田公園梅まつり」への参加など、益々盛んになっている。本区と村山市のさらなる発展を目指し、本年10月の大わらじ奉納の時期を目途に友好都市提携の準備を進めていく。

 

5.補正予算について

谷中地域の防災性向上に関する調査・研究、及び村山市との友好都市提携、並びに浅草文化観光センター駐車場の拡張に要する経費などを計上する。