服部区長所信表明要旨


3 補正予算について

(1)元気な地域産業と商店街の創造に関する経費について

ものづくりのまち台東区ブランドを内外に発信するために、「(仮称)台東区産業フェア」の開催に向けた準備や安全・安心な商店街の整備を促進する「安全・安心対応型商店街活性化支援」、一度離職した女性の再就職を支援する「女性のための就労支援」などの経費を計上している。

 

(2)快適で安全・安心なまちの創造に関する経費について

浅草地域の観光バス路上駐車や混雑緩和などの課題を解決するための「観光バス対策」や子育て世帯が安全に安心して暮らせる優良な賃貸住宅を充実するための「空き家活用モデル実施」のほか、本定例会に提出している自転車安全利用促進条例案の目的を実現するための「自転車安全利用促進」などの経費を計上している。

 

(3)人情あふれる福祉と健やかな暮らしの創造に関する経費について

区民のがん検診受診率の向上を図るための「がん検診受診率向上対策」やデング熱への早期対応を図る「デング熱対策の強化」、障害者の家族の介護負担の軽減を図る「身体障害者の医療的ケア支援」などの経費を計上している。

 

(4)家庭の絆を大切に、子供の豊かな未来の創造に関する経費について

私立幼稚園児の保護者の経済的負担軽減を図るための「私立幼稚園保護者補助」や早期に待機児童の解消を図るための「認可保育所の誘致」のほか、パラリンピアンなどのアスリートを招き、区民がオリンピック・パラリンピック競技に親しむ機会を提供する「アスリートから学ぶLet‟ s Enjoyスポーツ」などの経費を計上している。

 

(5)歴史と文化が薫る、魅力ある国際文化観光都市の創造に関する経費について

来年6月の国立西洋美術館の世界遺産に向けた、より一層の推進活動に取り組むための「世界遺産登録推進」や、多くの方々に、本区ゆかりの文化に親しんでいただくための年間パスポートなどを導入する「文化施設の活用」のほか、ムスリム旅行者が安心して快適に滞在することができる「ムスリム旅行者の受入促進」などの経費を計上している。

 

4 行政計画の策定について

私の区政運営における5つの考え方を踏まえ、今後3年間で重点的、優先的に取り組むべき事業を計画化した。また、2020年東京大会を見据えて取り組む事業を、オリンピック・パラリンピック関連事業として位置づけ、大会後のレガシーに繋げていく。これら計画事業を着実に実行し、「躍進台東 新しい台東区」の実現を図っていく。

 

5 大規模用地の活用について

「旧東京北部小包集中局跡地」や「旧坂本小学校跡地」などの大規模用地は、その活用により、地域のまちづくりの核となり、にぎわいを生み出すことができる大変魅力的な要地である。そのため、大規模用地の活用方法について、積極的に検討を進めていく。

 

6 教育大綱の策定について

教育委員会との連携を、さらに深める目的で設置した総合教育会議において、他区に先駆けて、教育政策の大方針である教育大綱を策定した。この大綱においては、本区の特色でもある豊かな歴史と文化の尊重をはじめ、自他の尊重や、社会を生き抜く力の育成、家庭や地域社会の絆の重視などを掲げている、この大綱により、本区の教育施策がさらに充実し、将来の区を担うひとづくりが一層推進できるものと確信している。

 

以上、服部区長の所信表明(要旨)を掲載しました。