小沢一郎代表の公設秘書(大久保容疑者)が逮捕されてから2ヶ月余りが経過し、小沢氏に対する民主党内の不満は鬱屈している状態だそうである。
6日に、鳩山幹事長の別荘などで例年どうり鳩山グループの研修会と懇親会が行なわれ、党国会議員や家族ら約60人が参加したそうだが、小沢氏の姿はそこにはなかったそうである。
あの名古屋市長選で民主党推薦の河村たかしが圧勝し、反転攻勢の機運が見えたが、それも「小沢辞任」を求める世論の前にかき消されている現状が伝えられています。
それも説明責任を十分に果たさないまま、いつまでも代表の座にとどまる小沢氏の姿勢が国民の民主党への期待感をしぼませ、最大目的である政権交代を遠のかせているのではないのでしょうか?
最も我々の側からの立場では、このまま小沢氏に民主党代表にいてもらいたい!と率直に思いますが。
民主党の代表 ”更迭” の歴史を振り返れば
菅直人氏は、過去に女性問題(平成11年)と年金問題(平成16年)に代表の座を降りた。
鳩山由紀夫氏は役員人事に対する党内の反発(平成14年)
前原誠司氏は偽メール問題(平成18年)で代表辞任を余儀なくされた。
今回まだ本格的な「小沢降ろし」は始まってはいないが?
党首の「顔」頼みの選挙は、世論に見捨てられた時は完全に裏目の結果となる。
これまで世論を味方にして、攻勢を強めていた民主党が、今では世論に見放されかねないという危機感がにじんでいる印象さえあります。
政権交代を前に、立ちすくむ民主党の姿は、「政党としての未熟さ」を浮き彫りにしているのではないのでしょうか?