小坂義久一般質問パート1


いよいよ本日から

各常任委員会がスタートします。

第4回定例会も大詰めとなります。

今日は産業建設常任委員会、傍聴したかったのですが

残念ながら出来ませんでした。

さて

12月2日に行われました私の一般質問(要旨)と

区長・教育長の答弁を掲載いたします!

1.危機管理意識の向上について

本年、国民年金や国民健康保険事務等において、一部職員の不注意発覚による

区民の信頼を損なう事件があり、大変遺憾である。

このことを踏まえ、どのような危機感、緊張感をもって区民の信頼回復に

臨むのか、決意を伺う。

また、再発防止に向け、今後どう取り組むのか、併せて区長に伺う。

<区長答弁>

今年度に入り、職員の不適切な事務処理により、区政に対する区民の皆様の信頼を

損なう事件が続き、誠に遺憾に思っております。

私も、自ら襟を正すため、副区長とともに減給という処分を課し、区民の皆様の

信頼回復に向けての決意を表明いたしました。

再発防止のため、業務適正推進プロジェクトチームを設置し、全庁的に業務の進捗状況を

確認するとともに、各所管課の適正な執行管理について、職員の意識の

徹底を図りました。

また、年度末に向け、請負契約や物品購入契約の納期限の順守や

会計事務の適正な執行について全庁的に指示を行い

進行管理の強化を図って参ります。

今回の件を厳しく受け止め、今後法令順守のさらなる確立を図り

再発防止と区政への信頼回復に努めて参ります。

2.行政経営プランについて

厳しい経済情勢が続く中、限られた予算を有効に活用するための取り組みとして

今後、行政経営推進プランの重要性は一層高まっていくものと考える。

そこで、新たに策定されたプランについて、次の3点を区長に伺う。

(1)プランに示された取り組みをどう実行していくのか

(2)今後の施設整備にあたっては、コストを最小限に抑えつつ、既存施設も

有効に活用して、施設に対するニーズの変化に対応するための手法が必要と考えるが、どうか。

(3)「組織力」を発揮するには、人材育成が最も重要である。

今後の区政を担う人材像について、所見を伺う。

<区長答弁>

私は、行政経営の基盤をさらに強化するとともに、限りある資源を、より、効果的に

配分するため、事業の選択と集中を可能とする仕組みの構築を目指し

新たな行政経営推進プランを策定いたしました。

国の制度変更や経済情勢をはじめ、先行き不透明な社会状況にある中、私は

長期総合計画や、今年度策定する新たな行政計画などの計画事業を円滑に実施するため

プランに掲げた項目を着実に実行し、区民の皆様が安心して暮らすことができるよう

全力で取り組んで参ります。

次に、今後の施設整備の考え方についてでございます。

現在、既存の区有施設の多くは、老朽化が進んでおり、維持・保全に要する経費が

増大することが見込まれております。

一方で、少子高齢化の進展による社会構造の変化や、厳しい経済情勢などの影響によって

保育所や高齢者のための施設などの需要が高まっております。

こうした施設需要に対応していくためには、施設全体の最適な所有や利活用を図りつつ

長寿命化へ向けた維持管理を行い、財政負担の軽減や平準化を図っていくことが

必要であると認識いたしております。

そこで、新たなプランにおいては、土地や建物、設備等を経営にとって最適な状態で

保有・賃借・使用・運営・維持するという考え方である

「ファシリティ・マネジメント」を導入することといたします。

今後、ファシリティ・マネジメントの基本方針を策定し、区民の皆様の

ニーズに応じた施設環境づくりを図って参ります。

次に、区政を担う人材像についてでございます。

「組織は人なり」という議員の認識につきましては、私も同感でございます。

私はこれまで、職員にコスト意識・スピード意識の徹底を図るとともに

台東区を心から愛する気持ちと強い使命感に基づき、豊かな創造性と問題意識で

区民の皆様の信頼と期待に応えられる人材の育成に努めてまいりました。

そのため、座学に留まらないフィールドワークによる研修や、接遇力・コミニケーション力を

強化する研修など、多様な職員の能力開発に取り組んで参りました。

今後は、さらに新たな時代に柔軟かつ的確に対応する人材の強化・育成に向けて、現在

人材育成基本方針の改定に取り組んでおり、人材育成の基本的な方向性をお示しして参ります。

パート2に続く。