統一地方選が行われる各地において
山口代表は
「震災から力強く立ち上がり、新しい安全・安心の日本をつくる」
と決意を。
代表挨拶(要旨)
東日本大震災の中で、行われる統一地方選となりました。
今なお被災地で苦しまれている方々に心からお見舞い申し上げます。
また、犠牲になられた方々に対し、心から哀悼の意を表します。
震災から力強く立ち上がり、新しい安全・安心の日本をつくる決意で
統一選に臨んでまいります。
多くの公明党議員が自ら被災しながらも現場で被災者を励まし
懸命に救援活動に走っています。
家が流され、身内が行方不明という中で、避難所を回って足りないものは
何かを見極め、県会議員、国会議員へと伝えながら
必死に対応しております。
例えば「政府会見のテレビ映像に手話通訳者を派遣して欲しい」という声があり
政府に直ちに実現させました。
「食糧や水が足りない」「情報が届かない」
こうした声に、公明党は素早くチーム力を生かして対応してきました。
公明党は現場で戦いながら、さまざまな声をネットワークとして
結び上げ、被災地にそれが届くようなチーム力、ネットワーク力を発揮しております。
未曾有の震災に当たって一番求められていることは
苦しむ被災者のそばに寄り添い、その声を拾い上げて
最も必要なものをタイムリーに実現していく行動力とネットワークの力です。
民意を受け止め、災害に強く安心して住める街を、そして被災地を助け
ともに支え合う街を作る。
統一選は、それを実現する大事な戦いになります。
公明党は、いち早く補正予算をはじめ、縦割り行政を拝し
復興を成し遂げる「復興省」という復興のシンボルとなる組織をつくるべきだと
提案してきました。
子ども手当ても削減し、被災地支援に充てるべきです。
高速道路無料化は今、実現する必要はありません。
莫大な財源を考えると、税の検討、建設国債やその他の国債発行も
やむを得ないという議論も起きるかもしれません。
しかし、公明党はその前に、不要不急のものを削り
国会議員が率先して身を削る姿勢を国民に示しべきだと考えました。
そこで
「国会議員の歳費の3割を1年間削減」する提案をし、各党の代表、幹事長クラスに
直接、趣旨を話しお願いしました。
最終的に、一人あたり月額50万円を半年間、計300万円を削減し
被災地に22億円近くを復興費用として充てる決定を成し遂げることができました。
震災復興へは長い戦いが続きますが、必ずや世界の皆さんに
「日本はよく立ち上がった。よく頑張った」と言ってもらえる社会を一緒に
つくっていこうではありませんか。