予算委員会/総括質問パート2


引き続き、私の質問(要旨)

並びに、区長・教育長の答弁をご紹介いたします。

四、子育て情報の発信について

子育て中の親は、携帯電話などで情報を得ることが多い。来年度、区のホームページをリニューアルする機会に、携帯電話で子育て情報をより収集できるよう、取り組むべきと考えるが、区長の所見を伺う。

区長答弁

子育て情報につきましては、これまでも、ホームページをはじめ、広報たいとうや子育てハンドブックなど、様々な媒体を利用して発信いたしております。

委員ご指摘のとおり、近年、パソコンや携帯電話を利用して情報を得る方が増えております。

本区の携帯端末ホームページによる子育て情報の提供量は、パソコン向けに比べ少ない状況でございます。

そこで、平成22年度の区のホームページリニューアルの機会に携帯電話向けの情報提供の充実を図り、子育て家庭をを支援して参ります。

五、区内幼小中学生と上野の山並びに文化施設との交流について

本区は、「上野の山」を初めとする文化財、文化施設の宝庫である。

区内の幼稚園及び小・中学生が、これらの本物の文化・芸術に触れる事は、大きな教育効果があり、後々の政調に大きな影響を与えるものである。

そこで、これらの文化施設をさらに活用すべきと考えるが、教育長の所見を伺う。

教育長答弁

幼少期から本物の文化財に触れるということは、強度意識を高め、、その後の人間形成に大きな教育効果、影響があると考えております。

委員ご指摘の通り、台東区内には、国立西洋美術館や国立科学博物館、区の施設である下町風俗資料館など、歴史ある文化施設、文化財が豊富に存在いたしております。

これは、他地域にはない台東区ならではの特色であり、財産であります。

これらの貴重な文化施設につきましては、今までも各学校・園は様々な形で大いに活用いたしております。

上野の森周辺の文化施設につきましては、平成21年度でも現時点までに、国立科学博物館16校、国立西洋美術館5校、東京都美術館18校など、延べで72の学校や園が利用いたしております。

多くの小学校では、社会科見学の一貫として、またある学校では、総合的な学習の時間に「上野の森博士になろう」というテーマを設定し、調べ学習を行っております。

また、上野の森一体を使い、オリエンテーリングを行う学校もございます。

今後とも、各学校・園に対し、一層「上野の山」をはじめとする文化施設、文化財を教育活動に活かすよう勧めてまいりたいと考えております。

六、こどもクラブの保育時間の延長について

東京都では、共働き家庭の要望を受け、学童クラブの保育時間を延長し、夜7時まで預かる学童クラブを拡大することを決めたが、本区でも、こどもクラブの保育時間の延長に取り組むべきと考えるが、所見を伺う。

教育長答弁

保育園で延長保育を利用していた共働き家庭の幼児が、小学校入学に伴い保育園とこどもクラブとの保育時間の違いにより、仕事と子育ての両立に悩む家庭があることは承知をいたしております。

このため、平成16年度から3つのこどもクラブで延長保育を開始し、現在、19ヶ所あるこどもクラブのうち、5つのこどもクラブで、午後7時までの延長保育を実施しているところでございます。

この延長保育を拡大するためには、職員体制を整備することなど、検討すべき課題もございますが、保護者が安心して働き続けられるよう、需要の動向も踏まえ、充実に向けて努力して参ります。