天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例扱いで決まった問題は、「二度とあってほしくない」と苦言を呈した宮内庁の羽毛田長官に対し、民主党・小沢幹事長が14日、「辞表を出して言うべきだ」と応酬し、さらなる波紋を広げている。
同庁には羽毛田長官を支持する声が相次ぎ、識者からは小沢幹事長の発言を疑問視する意見も聞かれた。
羽毛田長官は14日夜、天皇陛下のお住まいの御所から宮内庁の長官室に戻った後、報道陣に応対。
「これまでの(1ヶ月)ルールで会見をお断りした国に、{うちは政治的に重要でないのか}と言われた時、どう答えたらいいのか」と、改めて陛下と習副主席の会見の設定に苦言を呈した。
政府内で申し合わせて「1ヶ月ルール」を厳守することになった2004年以降、例外が認められたのは1度だけ。
05年1月にタイから上院議長の会見要望が寄せられた時で、1ヶ月前という期限を1日過ぎていたが、同国は直前のインド洋大津波で被災していたため、「やむをえない」と政府が判断して会見が実現した。
天皇の政治利用という観点から、今回の会見に羽毛田長官が懸念を表明した11日以降同庁には、電話やメールで1000件以上の声が寄せられているという。
その多くは「特例扱いはおかしい」として羽毛田長官に賛成する意見で、激励するものも目立つという。
「国家の品格」などの著書がある藤原正彦・お茶の水女子大名誉教授は、「小沢幹事長は衆院選で圧勝したので、何をしても{民意}で通ると思っているが間違い」と指摘。
「民主党政権の官僚バッシングの中、あえて苦言を呈した宮内庁長官の勇気を国民は支持するのでは」と話す。
現代史家の秦郁彦さんも「1ヶ月ルールの背景には天皇陛下の健康問題もある。小沢幹事長の{優位性の低い行事はお休みになればいい}との発言には、敬意が全く感じられない」と批判している。
小沢幹事長、600人を超える中国への訪問で、国家主席に約束したのですかね~?しかも民主党の国会議員が、国家主席と記念撮影、本当にあの場面は、見ていてがっかりきましたよ。
確かに習副主席は、次期国家主席とも言われる?、大物でしょうけど、何でも自分の思いどうりになると思っているんでしょうか?
会見が実現しましたが、憤りを感じます。
鳩山首相の、小沢擁護発言にも、あ~やっぱり、小沢幹事長には何も言えないんだなあ~と痛感しました。
しかも陛下に、(優位性の低い)発言にしては、本当に何様と、思います!