台東区議会「第3回定例会」


はじめに

北海道地震により、お亡くなりになられました方々のご冥福

被災された皆様へのお見舞い、並びに一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

現在、41名の方がお亡くなりになられたとのことです。

今年は災害が本当に多く、酷暑もあり新しい対策が必要であると考えます。

 

昨日10日より台東区議会がスタートしました。

10:30 幹事長会

11:30 議会運営委員会・議会改革推進協議会

13:00 議員協議会・議会広報委員会

14:00 本会議 (本会議休憩中 決算特別委員会正副委員長選任について)

と、会議が続きました。

 

本会議冒頭、服部区長より発言がありましたので要旨を掲載します。

 

1 安全安心の取組みについて

災害に備えた防災・減災対策を進めることは、区民の皆様の安全安心を守るために大変重要です。

本年6月の大阪北部地震によるブロック塀の倒壊事故を受け、区内のブロック塀等の一斉点検を早急に実施し、改善に向けた対策を進めています。

また、7月の西日本豪雨等を教訓として、水害への対策が喫緊の課題となっています。区では水害ハザードマップを作成し、区民の皆様に適切に情報を伝えることで、水害発生時の被害を最小限に防げるよう取り組んでいます。さらに来年度はハザードマップの更新を予定しており、水害への日常的な備えをより強化していただけるよう図っていきます。

地震などの緊急的な災害への対応を推進するためには、災害対策本部の役割が極めて重要です。防災意識の醸成をはじめ、各種防災訓練を実施するなど、今後も区民の皆様の安全安心の確保に努めていきます。

 

2 基本構想の策定について

8月31日に基本構想策定審議会から、新たな基本構想について答申をいただきました。区民の皆様からのご意見を踏まえ答申をまとめていただきました。委員の皆様には、真摯かつ熱心なご審議をいただき、心より感謝を申し上げます。

新たな基本構想では、将来像として「世界に輝く ひと まち たいとう」を掲げています。「ひと」が輝き、「まち」が輝き、そして世界に輝くという思いを込めたこの将来像は、まさに本区にふさわしいものです。

そして、基本目標により、すべての人々がいきいきと活躍するとともに、将来にわたり魅力あるまちであり続けることを目指してまいります。さらに、区政運営の基盤となる考え方を示し、これを基盤として基本目標が相互に連携しながら、将来像の実現を目指すものとなっています。

区民の皆様が誇りを持ち続けられる区を目指し、「ひと」の活力を大いに生かし、「まち」の魅力を最大限発揮できるよう、新たな基本構想のもと、今後とも全力で区政運営に邁進してまいります。

 

3 今後の区政運営について

本年度の待機児童数は、昨年度に比べ現象したものの、その対策は依然として喫緊の課題となっています。新たに根岸に認可保育所を誘致するなど、安心して子育てでき環境の整備に努めていきます。

また、本区の障害者を取り巻く課題に対応するため、松が谷福祉会館の機能拡充に向けた整備検討を進めるなど、障害福祉サービスの更なる充実を図ります。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会まで、あと2年をきり、浅草橋から雷門前を通るマラソンコースが決定しています。コース沿道など花や緑で彩るとともに、暑さ対策などの取組みを進めます。

墨田区との一層の連携を図るため、両区の区内循環バスや東武鉄道、東武バスで利用できる優待特典付き乗車券を販売します。

また、区民の皆様が安心して区有施設を利用できるよう、引き続き施設の適切な維持・保全などを計画的に進めていきます。

今後も、誰もが安全安心で快適に過ごすことのできる環境を整え、本区の更なる活性化や賑わいを創出し、「世界に輝く ひと まち たいとう」の実現に向けて尽力してまいります。

以上です。