第4回区議会定例会


11月25日  平成20年度第4回台東区議会定例会が開催しました。

12月17日まで行われます。(23日間)

吉住区長の所信表明{要旨}

1、はじめに

世界規模で広がる金融危機により、景気の現状は一層厳しさを増している。区内中小企業も一段と厳しい経営環境の中にあり、区民の暮らしに深刻な影響を及ぼしている。経営状況や生活環境の厳しさを肌で感じ、より積極的かつ効果的な対策が必要であると考え、「緊急経済対策」を取りまとめた。中小企業の経営安定化を図り、引き続き、区民が安心して生活を送ることができるよう全力を傾注していく。

 

2、就学前教育について

幼児期は、人間形成の基礎をつくる極めて大切な時期であるが、核家族化の進行など、幼児を取り巻く環境は大きく変化している。子どもたちが生きる力の基礎を身につけ伸び伸びと成長するために、就学前教育の充実という視点で、来年度より保育園を教育委員会で所管し、幼稚園・保育園における就学前教育の一体的な推進と義務教育への円滑な接続に向けて、さらに取り組んでいく。

 

3、(仮称)新台東病院について

本定例会に「東京都台東区立台東病院」の設置条例と、指定管理者の指定について提案した。建物は竣工しており、引き続き医療機器等の整備を進め、来年4月1日に開設する。今後は健全な運営に向け、評価・検証を行なう協議会を設置する等、安心して利用できる区立病院となるよう、鋭意取り組んでいく。

 

4、新型インフルエンザ対策について

新型インフルエンザの流行が懸念されており、人命や社会経済対策に対する被害を最小限に食い止めるための体制整備が急務である。本区が取るべき対策の基本方針、「新型インフルエンザ対策行動計画」を策定した。国や東京都等との綿密な連携はもとより、区民や関係団体の理解と協力を得ながら、感染拡大を防止する体制の構築に向け取り組んでいく。

 

5、文化・観光について

昨日まで「第1回したまちコメディ映画祭in台東」を開催した。また国立西洋美術館の世界遺産への登録については、先月、国債記念物遺跡会議により、現地調査が行なわれ、来年夏の世界遺産委員会において、登録が実現されるよう期待している。来年度から豊富な文化資源の活用と、産業施策、観光施策を一体的に推進する体制を整備し、更なるにぎわいと活力の創出に取り組んでいく。

 

6、組織改正の概要について

就学前教育の充実や、産業と観光の活性化に向けた、文化産業観光部の新設のほか、企画財政部のスタッフとしての機能強化や保健福祉部の再編など、組織の強化を図るための条例を提案している。

 

7、補正予算について

「緊急経済対策」に関する経費のほか、循環バス「めぐりん」の車両購入、東照宮文化財復元補助に要する経費などを計上している。

 

定例会が終了してから、来年3月16日にオープン予定の「上野地下駐車場」を議員・理事者・関係者とともに視察しました。

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格納庫(3段式になっています)

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一番下が普通乗用車のスペースだそうです。

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出口(しのばず方向)です。

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地下4Fから見上げました。

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ここにもエスカレーターを設置するそうです。

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地下道路です。

約1時間の視察でした。