引き続き10/20に行われました総括質問を掲載します。
二、認知症高齢者の支援について
次の4点について、区長の所見を伺う。
① 本区の認知症に対する現状と見解について伺う。
② 認知症支援コーディネーターの配置による事業効果と認知症高齢者支援の課題について伺う。
③ 認知症サポーター養成講座により、どのように資質の向上が図られたのか。
④ 認知症高齢者の支援のみならず、地域における一体的なケア体制づくりは急務である。
そこで、医療や介護、住まいなど、多岐にわたる相談に応じる地域包括ケアシステムの構築を、中核となって
進める所管組織が新たに必要と考えるが、どうか。
【区長答弁】
① 本区においても、高齢化の進展に伴い、認知症のため社会生活が困難となったり、家庭や地域で問題を抱えて
しまう方が増えており、今後その対策は非常に重要であると考えています。
② 区では、保健師の資格を持つ「認知症支援コーディネーター」を配置することで、家族・介護事業者からの
相談や認知症の疑いのある方への訪問等、個々の状況に応じたきめ細かな対応が可能となっております。
現状の課題は、認知症がかなり進行してから相談される方が多く、早期発見につながっていないことです。
③ 養成講座の実施を通じて、認知症の理解を深めることにより、認知症の方やその家族に対する見守りが着実に
広がっていると考えております。
また、さらなる資質向上を目指し、養成講座の受講修了者を対象としたフォローアップ講座や、認知症高齢者
声かけ訓練を実施しています。
今後も認知症の方と家族が地域で安心して生活できるよう、関係機関と連携しながら適切な支援を推進してまい
ります。
④ 本システムの構築に向けては、医療や介護、住まいなどの多岐にわたるサービスを、切れ目なく、一体的に
提供するための仕組みづくりを進める必要があります。
本区では、本年3月に策定した「第6期高齢者保健福祉計画」を、地域包括ケアシステム構築のための
具体的な仕組みづくりを開始する計画として位置づけ、地域包括支援センターの体制強化や新総合事業への
移行準備に取り組んでいるところです。
今後、福祉・健康施策のみならず、関連する様々な分野における施策を総合的に推進するための体制づくりの
中で、委員ご提案の中核的役割を担う組織についても、検討してまいります。
パート3に続く・・・・・・