長寿医療制度


まず、昨日25日。 例月の常任委員会がありました。

10:00~企画総務委員会・区民文教委員会

14:00~保健福祉委員会・産業建設委員会

私の所属する保健福祉委員会でも、当然のごとく長寿医療制度について台東区における現状報告がありました。またその後の支持者の会合でも、やはりこの制度についての会合を持って欲しいと要望を受けました。

TVやニュースで連日のごとく報道されているこの長寿医療制度について報告したいと思います。

この制度が何故出来たのか。

 

少子高齢化が進む中にあって、必要な予算を確保して、高齢者の医療水準を維持し、きめ細かいサービスを提供するためということが大前提です。そして75歳を過ぎると、複数の病気を併発したり、治療が長期化する傾向があり、高齢者の医療費は、2006年には約11兆円。さらに2025年には、約25兆円まで増大するといわれております。実に若者世代の約5倍の割合となります。

 

これまでの保険制度は、各市町村ごとに運営されていました。特に小さな町では、保健財政に苦労しており、このまま手をつけなければ、財源の確保が大変な状況となります。

 

医療費の財源は公費から5割。現役世代から4割。あとの1割は高齢者自身の負担で、まかなうこととしてそれぞれの負担を透明化しました。

 

加入者全員が公平に保険料を負担することになり、当然所得の応じて負担する部分と、等しく負担する部分の合計額で決まる事になりました。

 

今盛んにニュース等では、不満や不信の報道が多く、また民主党を中心とする野党からは「現代の姥捨て山だ!」など見当違いの報道が目に付きますが、今回何故にこんなに混乱してしまったのかといいますと

(新しい保険証が本人に届いていない)(保険料をめぐる混乱。本人への通知が遅れ、保険料の計算ミス)

(年金からの天引きの問題)等あげられるのではないのでしょうか?

あとは年金問題がまだ全然解決していないのに、天引きは許さないとか、官僚の税金の無駄遣いの問題なども原因といえるのでしょう!

まずは何故75歳以上の高齢者だけを基準にしたのか?この制度に関わる根幹の問題をきちっと説明する事が必要でしょう!ここがよくわからないところが一つ混乱する原因と思うからです。

冒頭にあげた何故この制度ができたのかを、丁寧にきめ細かく説明・またその人にあった具体的な説明が、求められてまいります。

ただこの制度は2年前。小泉内閣の時に法案が成立したものです。このことについては、2年前からの説明責任は、当然政府にもまた野党のもまたマスコミにもありました。

私と致しましては、この件について、しっかり現場に入って説明責任を果たしてまいりたいと強く決意しております。