台風18号による甚大な被害を受けられた方に謹んでお見舞い申し上げます。
大変な暴風雨でした・・・
今年の夏以降は猛暑に続き、竜巻の発生や台風の相次ぐ上陸により本当に大変な地域もあり
自然の猛威に翻弄されたと言っても過言ではありません。
9月12日から開催されました台東区議会第3回定例会。
区長所信表明(要旨)をご紹介します。
先日、2020年のオリンピックおよびパラリンピックの開催地が東京に決定いたしました。
戦後の日本復活の象徴であった1964年大会以来、実に56年ぶりとなる東京開催であり、大変喜ばしく思っております。
このたびの開催決定が、更なる経済活動の呼び水となり、本区の活性化および日本の飛躍につながることを、心より願っております。
さて、今月末から、第68回国民体育大会および第13回全国障害者スポーツ大会が開会いたします。
本区では、10月4日から7日までの4日間、正式競技としてフェンシングを実施いたします。
スポーツは、競技として勝敗や成績を競うだけでなく、継続的に運動を行うことによる体力の向上や生活習慣病の予防、ストレスの解消など、心と体の両面にわたっての効果も期待できるものでございます。
区では現在、スポーツ環境の一層の充実を図るため、旧田中小学校において体育施設の整備や、地域で区民の皆さまが自主的にスポーツを行う総合型地域スポーツクラブの設立支援を進めております。
私は、区民の誰もが、体力や年齢、目的に応じて、身近な場所でスポーツに親しむことのできる「生涯スポーツ社会」の実現を目指してまいります。
「朝倉彫塑館について」
約4年間保存修復工事を行ってきた区立朝倉彫塑館が、来月29日から開館いたします。
作品に壮大なスケール感や朝倉先生がご活躍されていた昭和30年代の雰囲気を感じられるよう、館内の展示方法などにつきましても工夫を凝らしており、開館を心待ちにしている方々のご期待に、お応えできるものと考えております。
11月15日には、こうした保存修復工事をテーマとして、彫塑館3F「朝陽の間」におきまして、記念シンポジウムを開催いたします。
「保育環境の充実について」
区ではこれまで、様々な手段で保育環境の充実に努めてまいりましたが、乳幼児が増加していることなどから、保育サービスに対するニーズは依然として高い状態が続いております。
そのため、地域間のバランスや大型マンションの建設などを踏まえ、池之端地域に認証保育所を誘致することといたしました。
あわせて、上野駅周辺地域に、区内で3カ所目となる共同型家庭的保育所開設の準備を進めてまいります。
保育サービスの質を保つためには、子どもと直接触れ合い、その成長の手助けを行う保育士の確保も重要でございます。
そのため、国や都が実施する私立保育園や認証保育所で働く保育士の処遇改善に加え、区独自に、ことぶきこども園などの公設民営の保育施設で働く保育士や区が認定する家庭福祉員の処遇改善を図ることといたしました。
「災害対策について」
区では、被災地で支援を行った職員の経験を踏まえ、標準的な避難所運営マニュアルを作成いたしましたが、想定される避難者数や併設施設の有無など、避難所の状況はそれぞれ異なることから、個別に運営マニュアルを作成することが不可欠でございます。
現在、職員が各避難所運営委員会に直接出向き、マニュアル作成の支援を行っております。
できる限り早期に、全ての避難所でマニュアルが整備されるよう取り組んでまいります。