引き続き、一般質問(要旨)と答弁掲載します。
4.公立学校・園並びに公共施設の老朽化対策(長寿命化)について
(1)建築後25年以上経過した公立学校や園の施設が全国で約7割を占めるなど、老朽化は深刻な状況であり、今後も増加すると見込まれる。
本区においても、25年以上経過した学校・園の老朽化対策については、これまでの改築等の手法だけでなく、中長期的な整備計画を策定のうえ、国の新たな補助事業を活用するなど、より効率的かつ効果的に進めるべきと考える。
そこで、本区の学校・園における老朽化の現状及び今後の対策について、教育長に伺う。
(2)区が所有する学校・園以外の施設についても、老朽化の状況は同様であると考える。
そこで、公共施設における老朽化の現状と今後の対策について、区長に伺う。
<教育長答弁>
本区の学校・園のうち、建築後、25年以上経過した学校施設は、約半数を占めておりますが、耐震補強をはじめ、経年劣化に伴う設備更新等を中心に、大規模改修や、児童・生徒の安全対策から必要な工事につきましては計画的に行っており、教育環境の整備に努めているところでございます。
今後は、議員ご提案の国の新たな補助制度の活用も検討するなど、老朽化対策に取り組んでまいります。
<区長答弁>
区の保有する施設につきましては、建築年数や施設の状況に応じて、耐震改修を実施するなど、適切な維持・保全を図ってまいりました。
今年度は、施設保全システムを活用しながら、現況のとりまとめを行い、施設情報の一元管理の徹底を図り、来年度には、長寿命化を含むファシリティ・マネジメントの考え方を取り入れた基本方針を策定してまいります。
5.書道博物館について
書道博物館は、書道研究において、日本有数の専門の博物館として大きな役割を担っている。
書道博物館の価値を高めるためにも更なる書道研究の体制を充実すべきと考える。
そこで、次の2点について、区長の所見を伺う。
(1)現在の学芸員の人材配置について、適正と考えているのか。
(2)学芸員が研究等に没頭できるよう、サポート体制の充実を図るべきと考えるが、どうか。
<区長答弁>
まず、学芸員の配置についてでございます。
書道博物館では、重要文化財を含め、「書」に関する貴重な資料を数多く所蔵しております。
これらの資料の整理・研究や、魅力的な展示を行うため、専門知識を有する学芸員を適正に配置するとともに、臨時の職員も採用するなど、人材確保に取り組んできたところでございます。
次に、サポート体制についてでございます。
所蔵品の研究は、より専門的な知識が必要とされる場合が多いことから、その分野の第一人者である大学教授や、外部の博物館学芸員の協力を得るなど、体制の充実を図っているところでございます。
今後も、全国有数の「書」に関する博物館として、その充実に努めてまいります。
6.資源のリサイクルについて
本区では、都市鉱山と呼称されるレアメタル等の資源をリサイクルし、有効に活用するため、小型家電の回収を行うこととなった。
そこで、その回収方法と区民に対する意識を高めるための周知の方法について、区長に伺う。
また、今後の展開について、併せて伺う。
<区長答弁>
議員ご指摘のとおり、使用済小型家電には、金、銀、アルミやレアメタルなど、有用・貴重な資源が含まれており、リサイクルの重要性が高まっております。
本区では、本年10月より、区役所本庁舎、生涯学習センター、環境ふれあい館ひまわりなどの施設に回収ボックスを設置することで、使用済小型家電を持ち込みやすい環境を整備してまいります。
区民の皆様のご協力を得るためには、資源としての重要性と、区がリサイクルに取り組んでいることを認識していただくことが重要でございます。
そのため、広報たいとうや区公式ホームページでの周知、各種団体への情報提供に努めるとともに、エコフェスタでの回収を実施いたします。
今後は、回収状況を確認しつつ、回収方法等について検討を行い、区民、事業者、区がそれぞれの役割分担のもと、積極的に小型家電リサイクルを行うことができるよう事業を実施してまいります。
以上、質問と答弁掲載しました。。。