2013新生東北復興決議


東日本大震災から2年目の3.11を迎えました。

死者15,881人、行方不明者2,668人(8日現在)

今更ながら、あの日の酷い仕打ちに心が凍てつきます。

あらためて犠牲になられた方の御冥福をお祈りいたします。

まだまだ本格的な復興には、ほど遠いことを認識しなくてはいけないし

今なお、避難生活を強いられている方々の辛く苦しい胸中に思いを馳せていかなくてはいけません。。。

公明党は10日仙台市で「東北復興会議」を開催。

山口代表、井上幹事長が出席し、新しい東北の創造に向け総力を挙げることを誓い合いました。

【2013新生東北復興決議】

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、尊い人命と愛するふるさとを奪い、東北をはじめとする各地域に甚大な被害をもたらした。

あれから2年。被災地にようやく復興の槌音が響き始めたとはいえ、今なお多くの被災者が不自由な生活を余儀なくされ、深い傷が癒えぬまま不安の中に置かれている。

私たち公明党は、発災直後から被災地の真っただ中にあって、電気も水も燃料も無い中、被災された一人一人に寄り添い懸命に働いてきた。

そして希望の灯火を照らし、皆が前に進めるよう数多くの提案を重ね、実現してきた。

そして今、3・11から2年の節目にあたり、真に実行力ある政治が求められている。

われわれ公明党は国会と地方議会のネットワークをさらに強化し、復興を前に進める責任を果たしていかなけれなならない。

復興を加速させ、こころの復興を支え続けて、日本そして世界中が東北の復興に刮目し、次代の鑑にするような新しい東北を創るため、すべての議員が総力を挙げて取り組んでまいりたい。

その決意を込めて、ここに『2013 新生東北復興決議』を宣言する。

一、私たち公明党議員は、震災から3年目を迎える今、傷つき苦しんでいる被災者のどこまでも寄り添い、一刻も早い生活再建を実現するため、国会議員  と地方議員とのネットワークを今一度強化し、復興へのあらゆる努力を結集する。

一、私たちは、豊かな農地や漁港そして森の再生に力を注ぎ、次世代を育む食糧生産基地、先進的な環境都市として、「新たな東北ブランド」を世界に   発信する。

一、私たちは、地場産業や商店街の債権に力を尽くし、勢いと魅力ある地域経済を創出する。東北固有の歴史・文化を国内外にアピールし、観光、産    業、定住の誘致を全力で推進する。

一、私たちは原発に依存しない社会をめざし、新たなエネルギー供給体制の構築を推進する。2015年「国連防災世界会議」の東北誘致を実現し、東北  の防災文化と復興への取り組みを世界に宣揚する。

一、私たちは、東日本大震災並びに原発事故の風化を防ぎ、経験に基づいた真に実効性のある防災・減災対策を確実に実行する。併せて、地方議員間  の広域防災プロジェクトを設立し、安心・安全な日本の構築に全力で取り組む。

以上、決議する。

2013年3月10日      公明党