第177通常国会召集


24日、通常国会が召集され

菅首相は衆院本会議にて、就任後初の施政方針に臨んだ。

まず、閉塞感が漂う日本経済、社会を打開するため

「内向きの姿勢や従来の固定観念から脱却する」と決意を表明。

そのうえで、国づくりの理念に

(1)平成の改革

(2)最小不幸社会の実現

(3)不条理をただす政治―の3つを掲げた。

社会保障と税の一体改革では、政府として抜本改革の基本方針を

6月までに示すとしつつ、「国民生活の安心を高めるため、ある程度の負担を

お願いすることは避けられない」と延べ、消費税増税を含めた負担増への

理解を求めた。

また「問題意識と論点の多くは共有されている」「責任は与野党の国会議員

全員が負っている」と与野党協議を提唱した。

国会議員の定数削減に取り組む姿勢も示した。

沖縄県の普天間移設に関しては、名護市辺野古への移設を確認した

日米合意を踏まえ、「沖縄の皆様に誠心誠意説明し、理解を求めながら

危険性の除去に向け最優先で取り組む」と述べた。

関係が冷え込んだ中国については

戦略的互恵関係の充実と同時に、国際社会の一員として

「建設的な役割」を求めるとの表現に抑えた。

尚、「政治とカネ」の問題を抱える小沢一郎元代表には直接言及せず

政治改革に関して政治家の「不断の努力」を訴えるにとどめた。

<小坂のつぶやき>

今回の通常国会、26日から代表質問等始まりますが

大荒れ必死の国会となることは必然といえるでしょう。

与謝野氏の処遇問題やH23年度の予算案についても

当然、いまのところ野党の理解を得られるわけはありません!!

第一、最小不幸社会の実現とは何ですか!!

夢のない、希望の感じられない国づくりとしかいいようがありませんね。